2020年09月06日 墓参りとは

墓参りをする。
お彼岸でもなければ、お盆でも年末年始でもない。
ただ、そういう気分になったから、墓参りをしただけだ。

フリーランスの仕事で、お墓の近くまで行く予定があったので、寄り道をしただけ。
ここ数年は、そういうものからできるだけ距離を取っていた。気分的にも一人になりたかったのだろう。

最近は、気持ちも落ち着いてきたのだろう。墓参りが苦ではなくなった。
もっとも、その近くまできたのだから、という心理的なハードルの違いもあるだろうけれど。

いつもの花屋に寄って、一対の花を買う。ついでに線香も買う。なにせ思い立ったが吉日だから。つまり手ぶらだったから。

たまにお墓で知らない人に会う。不思議なもので、素直に挨拶ができるのだ。こんにちは、暑いですね。みたいな。ロケーションの兼ね合いもあるだろうが、あの人は悪い人ではない、と判断するのだろう。ずいぶんと穏やかな気持ちで世間話ができる自分に驚いている。

滞在時間は10分程度だ。先祖代々が云々ではなく、自分に酔っているだけのような、そんな気持ちがしている。いつもより少しだけ背筋が伸びて、少しだけ心が穏やかになって、少しだけ良い人でいたいと思う。

1ヶ月程度はこの気持ちが持続してくれるだろうか。気持ちを、コンディションを整える行動のひとつとして、定期的な墓参りは必要なのかもしれない。
やっぱり自分に酔っているだけなのかもしれないけれど。